もくじ
実際にホステスから看護師になる人は多い
私は高校を卒業してからすぐ、大学や専門学校には通わずにホステスの仕事を始めました。裕福な家庭ではなかったので、大学のお金まで払ってもらうのはちょっと気が引けましたしね。
手っ取り早く稼げるっていう、最初はそんな些細な理由からナイトワーク業界に入っておよそ4年。
生活費を稼ぎつつ、自分で使えるお金にも余裕が出てきたくらいの頃にふと将来のことを考えて、年齢に縛られずずっと働くことができる仕事に転職しようと決意しました。
そこでおすすめされたのが看護師の仕事です。実はホステスから看護師に転職する方が多いって知っていましたか?
と言うのも、ナイトワーク業界はせいぜい30代くらいまでの女性しか働けない、寿命が短い業界です。さらに、若くしてナイトワーク業界に入った方は転職先を見つけるのも一苦労!アラサーで昼職未経験、資格なしの高卒女性なんて採用してくれる仕事は限られていますよね。
ですが、看護師、ひいては医療業界は慢性的な人手不足。看護師を志すのであれば、元夜職でも寛容に受け入れてくれます。実際高校時代の偏差値は底辺だった私でも、簡単な面接のみで看護学校へ入学することができました。
そして学校に通って看護師資格を取得することができれば、全国どこの病院で働くこともできます。
例えば将来結婚や子育てで看護師の仕事を寿退職したとしても、看護師資格があればブランクがあっても近くの病院で再就職できます。子育てや家族の健康を守る上でも看護師の知識や経験は無駄にはなりません。
このように将来を見据えた上で、夜職引退後でも目指すことができる看護師はホステスの引退後の職業として人気が高いんです。
ホステスが看護師に転職するメリット
ここからは、ホステスから看護師に転職するメリットについて、より詳しくご紹介しますね。
学歴・職歴がなくても転職しやすい
まず、学歴や職歴がなくても転職しやすいことがメリットとして大きいです。
たとえ有名大学に通っていなくても、それまでどんな仕事をしていても、看護師資格さえ取得していれば誰でも看護師の仕事に転職することができます。
特に看護師業界は人手不足が深刻で、未経験でも資格さえあれば採用してもらいやすいのが現実です。
元々ホステスをしていた方なら、社会人として必要な綺麗な言葉遣いや品のある身のこなしも備わっている方がほとんどなので、実際働き始めてからもそこまで困らないでしょう。
さらに、どんな場所でも病院があればほぼ必ず看護師を雇っています。
結婚などで将来的に地方に引っ越すことがあっても、病院は全国各地にあるので働き口に困らないのも看護師に転職することのメリットだと言えますね。
専門学校なら学費も高くない
看護師資格を取得するのには、多額の費用がかかると思っている方もいるかもしれません。
ですが、実は看護系の専門学校を選べば、学校に通う年月も学費もそこまで高くはありません。有名大学の医学部看護学科などになると学費は合計で100万円を超えることも当たり前ですが、専門学校の学費はほとんどが100万円を切ります。ただ、授業料以外にも必要な費用が出てくる場合もあるので、結局どれくらいのお金が必要になるのかは事前に確認しておきましょう。
例えば、学費そのものは100万円を切っていたとしても、教材費や制服(白衣)代として別途必要になる場合もあります。中には設備費として授業で使う医療機材の代金を請求される場合もありますので、注意が必要です。
また、経済的に余裕がなくても学校に入ることができる制度として奨学金制度があります。
奨学金制度を利用すれば、先に学費を借り入れることができたり、その看護学校が経営している病院に看護師として勤めることを条件に学費免除制度を受けられる学校もあります。
専門学校で看護師資格を取得する場合は、これらの免除制度にも注目してみてくださいね。
看護師になるにはどうすればいい?
看護師に転職することに少しでも興味を持っていただけたでしょうか。
ホステスから看護師に転職することは比較的容易で、さらに手に職を付けやすいことから人気の職種となっています。
そのためには、まずは看護師資格を取得するところから始めなければいけません。その資格を取得するための流れについてご紹介していきますね。
看護学校や養成所に入る
まずは看護学校や看護師養成所に入りましょう。
大学は学費がかさむので、出来るだけ早く、安く看護師資格を取得して看護師に転職したい方は専門学校を選ぶのがおすすめです。
入学の際にその時のあなたの経済状況を鑑みて、奨学金制度を利用するか考えましょう。
利用する場合は、簡単に奨学金制度や学費免除制度を受けられる専門学校を探してみてください。
一定の成績を収めることや提携病院に就職することなど、条件は学校によって異なりますのでよく確認しておくのが良いですね。
特に専門学校や養成所の中には、看護師不足が深刻化していることから大学入試のように試験を受けて入学するのではなく、履歴書や面接などでパスできるものもあります。
学がないからそもそも学校に入学できるか心配な方は、入試制度についてもぜひチェックしてみてください。
看護師国家試験に合格する
そして、看護学校で所定のカリキュラムを受けたら、看護師国家試験に合格することが必要になります。
学校に通っても、試験に合格しないことには看護師として働くことはできませんので、しっかりと勉強してください。
看護師の専門学校では試験対策の授業もなされるので、所定の筆記試験については出題傾向などをしっかり押さえる必要があります。
試験というと少し不安に感じる方が多いかもしれません。ですが、実は看護師資格の合格率は全体で見ても90%以上と高めです。もちろん100%ではないので気は抜けませんが、苦手意識を持たず、ぜひ試験勉強に取り組んでいってくださいね。
看護師のやりがいとは
さて、ここまでホステスから看護師に転職することについてご紹介してきましたが、結局のところ、看護師のやりがいとは何なのでしょうか。
ナイトワークに比べて給料が低い印象を持たれる方は多いかもしれません。
ですが、患者さんが少しでも病院生活を苦に感じないように接することはやりがいのひとつです。
もちろん辛いことやストレスが溜まることもたくさんある世界ではありますが、白衣の天使として働くことは私としてはやっぱり楽しいです。
患者さんが退院される時、「ありがとうね」と言われる瞬間は、やっぱり嬉しいものがあります。なんていうと、綺麗事のように聞こえるかもしれませんが(笑)
ですが、今まで頑張って良かったな〜と思える瞬間であることには変わりません。
まとめ
高級クラブのホステスから看護師に転職する方は意外と多いです。
- 学歴・職歴がなくても資格があればすぐに転職しやすい
- 全国各地に働き口があるので、将来引っ越ししても困らない
- 専門学校なら奨学金制度も充実していて学費も高くない
このように、初期費用をあまりかけずに手に職を付けられるのは、看護師の仕事の大きなメリットです。
もちろんまずは国家資格に合格することが大前提ではありますが、専門学校に通ってしっかりと勉強していれば合格率は決して低くないので、今からでも遅くありません。
今後のことも考えて手に職を付けてホステスを引退したいと思っている方は、ぜひ看護師も候補のひとつとして考えてみてください。
そんなこと言われても、別に看護師目指してないよ……って方はチャットレディのお仕事なんていかがでしょう?
これならホステスがやってたことに近いところがありますし知らないことを勉強する必要はないと思いますよ!